先日の日曜日に豊田市美術館で、ジャン・フォートリエ展に行ってきました。
アンフォルメルを代表する画家として知られるジャン・フォートリエ
(1898-1964)。ですが、初期の作品から晩年の作品まで鑑賞できて、私の好
きな画家の1人になりました。
初期の人物描写の仕方も一種独特で、リアリティに富み、それが抽象画に変
化してゆく様が大変興味深く、心打たれました。
特に人質シリーズの「人質の頭部」は、画肌の質感こそ似たものはあれども、
とても同じ画家の作品とは思えない。ずしりとのしかかるような重厚感。頭
部の損傷は、ナチスにとらわれた苦悩が描かれている気がして、どこか惨た
らしくも見える。にも関わらず目を離せない何かがある。時間をしばし忘れ
て見入りました。
興味のある方は、是非ご覧下さい。
それにしても、豊田市美術館は、雰囲気もあり、立派!!!
平成26年8月24日(日)