就業規則を改定しました。
いまから、20年以上も前に、私が鉛筆をなめなめ作成した物を社労士の先生を入れて、本格的に改訂いたしました。
この改訂は、もちろん従業員の皆様を守るためと会社を守るための目的があります。
会社組織は色々な人の集合体です。人がたくさん集まれば、各自に様々な価値観や考え方を持っていますし、それを尊重もしなければなりません。
しかし、各自が自身の価値観や考え方に基づいて勝手な行動をしたら、組織としての会社はどうなるかというのは、火を見るより明らかです。
もちろん人間ですからいろいろな価値観や考え方を持っていて当たり前です。
しかしながら、会社は、存在意義である収益を上げ、利益を出すという最大の目標に向かっていかなければなりません。
ですから、個人の固有の価値観や考え方の前に、会社には一定のルールが必要になるのです。
労使間のトラブルを防止するためのルールとして、また、実際にトラブルが発生した際の解決法の1つとして就業規則は大切な役割を持っています。
就業規則は、「会社の憲法」なのです。
しかし、その先には、会社の企業活動の活性化、効率化、そして会社の収益力のアップという、最も重要な目標があり、就業規則を作成する真の目的は、会社の収益力アップと、そこで働く労働者の幸せのためにあるのです。
ですから、就業規則はきちん作っておく必要があるわけです。会社経営の基盤となる最も重要な規則なのです。
平成25年2月8日(金)