汎用塗料販売の営業をかれこれ30年続けて、感じることは
景気動向にかかわらず、栄枯盛衰がある業界だなと言うことです。
それもマンパワーが、際立つ業界です。
1人のトップセールスによって、会社がいい面でも悪い面でも左右されます。
いい営業マンが入ると、ぐーんと会社の売り上げも伸びます。
それは、会社を運営する側にたつと功罪あり、非常に難しい感がします。
創業100年以上老舗の販売店の社長と、その地域に訪問したとき、近くにたくさんの販売店
さんを見かけたとき、私が意外とこの地方にも販売店さんがたくさんありますね!!!
と言ったら、元弊社の社員が独立して、立ち上げた会社ですよ!と言ってみえました。
それも1社ではありません。
実力がある社員さんは、昔は特に、皆独立されるのだと感じました。汎用市場は、マンパワーで
営業マンにお客様がつくので、その傾向がより強く感じられます。
ですから、こんな厳しい時代でも独立する人がいるのです。
1人の営業マンが、大きな流れを作ってゆくとその流れに沿ってゆくのです。それは
お客様もメーカーも社員でさえも・・・・・
だから、怖いのです。
今から、30年前に当時売り出し中の日本塗料新聞の小笠原社長が、汎用市場は、社員のことを
本気でちゃんと考えてあげられる会社かFC化するつもりでないとダメだ!!!と言ってみ
えましたが、今でもその通りだと、思います。
しかしマンパワーは、年齢と共に衰えます。汎用塗料の営業マンの旬は45歳まで、それから
は衰えます。
20歳・30歳・40歳半ばまでの、営業マンをそろえ.やる気のでるシステムを構築
するところが、勝者となります。
45歳過ぎたら、どんどん独立させればいいと思います。できればFCがベストです。
但しこれからの若者気質は、だんだん変化してきていますので、これだけではダメです。
若い子達は、恵まれた時代に育っていますので、ハングリー精神が少なくなってきています。
親が、手をかけすぎなのです。厳しい体育会系のスポーツ選手で育った人以外は基本優しい子
達です。ペンキ屋さんを商いにしている、この泥臭い商売には不向きな子達が多い世代の時代
に入ってきています。
ですから、汎用ビジネスの仕組みを変えなければいけません!!!
これがこれから弊社が一番掲げる課題なのです。挑戦の具体化に向けて、今進んでいますが
吉と出るか凶と出るかは分かりません!!!
ただ、チャレンジは続けてゆきたいと思っています。
この業界をなくしてはいけないと思っていますし、この業界が好きだから・・・・・・・・
平成25年10月9日(水)